食材の旬の時期や栄養価・保存方法

鰻はなぜ夏に食べられるの?


ウナギは日本のスタミナ食
 夏のスタミナ食として、昔からうなぎが愛されてきました。
その歴史は古く、万葉集にも和歌が残っています。


しつこくない脂分、優しい食感にしょっぱいたれの味でご飯が進みますし、不足しがちなビタミンやミネラルが豊富なため、食べると体の内側から元気がみなぎるのでしょう。



うなぎの旬はいつ?

「土用の丑の日」にうなぎを食べると良い、と言われるのは有名で、時期が近づくとスーパーにのぼりが立ったりしますよね。

夏の風物詩として馴染み深い光景ですが、実はうなぎ自体の旬とは関係ありません。
この言葉は学者の平賀源内がうなぎ屋さんにお願いされて、夏の時期に売れなくなるうなぎを食べてもらうためのキャッチコピーとして考えたものだと言われています。


鰻の本当の旬は秋から冬です。


うなぎの生態は詳しくわかっていないことも多いですが、秋になると冬眠の準備をするため体力をつけているので脂がのっていると言われます。


ただし養殖のうなぎは出荷時期を調整して育てているため旬はなく、年中おいしく食べられます。


その多くが土用の丑の日などに合わせて夏場に出回るようです。
国内産うなぎで広く流通しているのは養殖ものですから、夏が旬というのもある意味間違いではないかもしれません。


ウナギを食べるとなぜ元気が出るのでしょうか?

うなぎ1匹で大体1人前のうな重が作れますが、特上のうな重にはご飯の間にうなぎの層がはさまれていることがあり、こちらは1人前で2匹入っていて大変豪華です。


うなぎのカロリーは?

うな重のカロリーは並で約700kcal、特上だと1000kcalもあるので、カツカレーよりエネルギーがあります。


ただカロリーが高いだけでなく、うなぎは体力回復に必要な栄養価が豊富に含まれています。


鰻に含まれる栄養価は?

  • ビタミンA
  • ビタミンB群
  • アミノ酸
  • リン
  • ヨウ素
  • 不飽和脂肪酸(オレイン酸、DHA)

などが他の食品よりも多く、消化に良いため胃腸にもやさしいのです。



鰻を食べるとどんな効能があるの?

ビタミン

ビタミンは免疫力を高め、粘膜を保護するほか、食物を消化・吸収する際の補酵素として働きます。


不飽和脂肪酸

不飽和脂肪酸は悪玉コレステロールを減らす働きがあると言われ、動脈硬化を防いで生活習慣病の予防に役立ちます。

アミノ酸

アミノ酸は人体を構成するタンパク質の材料ですから、傷んだ組織を補修したり細胞そのものになったりと、とにかくいろいろな物質に変わって体のメンテナンスなどに役立ちます。


よい脂質とタンパク質を摂ることで消化の際に体への負担が減り、ミネラルなどとともに効率よく栄養素が体へ行き渡るので、翌日の疲労回復にもつながります。


また、ビタミンAを摂取することで肌つやがよくなったりもします。


夏場は汗をかくことが多く、発汗によるミネラル・水分の喪失や放熱のためのエネルギーをたくさん利用していることから夏バテの症状が現れやすくなります。
それを防ぐ食材として、うなぎが効果的な栄養をもっているので夏によく食べられるようになったのです。


うなぎの栄養価を引き出す良い食べ合わせのご紹介

「うなぎに梅干しは良くない」という俗説がありますが、栄養面から考えるととてもよい組み合わせです!


どちらも夏バテに効く食材で、梅干しのクエン酸は脂質の分解に役立つため一緒に食べると消化を助けてくれます。
また、クエン酸は体内でアルカリ性に変わるため、血中の酸性度を下げて疲労回復に効果があります。


ちなみに昔はうなぎも梅干しも高価だったため、両方同時に食べるなんて贅沢すぎるから食べてはいけないとされてきたという説があるそうです。


一方で「うなぎにスイカ」も一緒に食べると良くないとされていて、これは正しいと言えるでしょう。


うなぎの脂肪分とスイカの水分を同時に摂ると、お腹が痛くなることがあります。
胃酸が薄まって消化が進まないせいだと言いますが、胃の中の酸性度が上がらないことも原因だと思われます。


相性の良い組み合わせを考える上で、うなぎは脂質が多いこと、ビタミンCが少ないことに気をつけると良いでしょう。


きゅうりはビタミンCが多く脂質を分解する酵素をもっています。
実際に、うざくなどの料理が愛されていますね。


他にも、ピーマンやゴーヤ、オクラ、枝豆などビタミンCの多い夏野菜を合わせると、おいしくて健康に良いメニューがたくさん作れそうです。




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